○M5-2H●
ヤングマリーンズ投手陣の活躍がめざましい今シーズン。
今日の先発は、ファームではここ数年は頭一つ抜けた存在の浦和のエース阿部。
対するホークスは中継ぎエースの森福が先発と言うマッチメイク。
先制したのはマリーンズ。2回2死から根元のタイムリー内安打で森福から1点を奪う。
するとホークスは2回で森福を早々と諦め細かい継投策にでるが、
マリーンズは3回に井口のソロホーマー。
4回には、今度は角中のタイムリー内安打で、1点ずつ地味に得点を重ねる。
さて、早い回にリードをもらった阿部は再三ピンチをまねくものの、
ホークスの2併殺などの拙攻にも助けられ得点を許さない。
結局、阿部は6回1/3を無得点で凌いでマウンドを降りる。
その後打線の方は、押し出し四球・角中タイムリーで地味に1点ずつ取り計5点をあげる。
阿部の後を継いだリリーフ陣も、松永が8回に2失点したものの
最後は益田が貫録の三者凡退で締めてゲームセット。
阿部には嬉しいプロ初勝利となった。
唐川・益田・藤岡・大地などと同世代の阿部のプロ初勝利は、
マリーンズの未来に明るい希望をまたしても灯した・・・・
と言いたいところだが、今日の阿部のピッチングはまだまだと言うのが感想だ。
たまたま無失点に抑える事が出来た。というような内容だった。
そもそも阿部にはスピードボールもなく打たせ取るピッチングスタイル。
故にコントロールが生命線だ。
いままで、チャンスをもらいながら1軍定着できなかったのはコントロールがアバウトだから。
今日のピッチングを見る限りでは、その辺は今までと変わっていない。
この程度のコントロールは2軍では通用しても、1軍では多分厳しい。
今日の結果で次回の先発もあるかもしれないが、
今日のようなピッチング内容では次回は打ち砕かれる確率はかなり大きいんじゃないか。
下では、グライシンガーがそろそろスタンバイOKの状況で、
グライシンガーに代わって先発ローテに入るのは難しいと感じた。
折角の阿部のプロ初勝利に注文ばかりつけるが、これも期待の裏返し。
コントロールに磨きをかけ、阿部が先発ローテに名を連ねれば、
ついにファン待望の夢の投手王国の誕生となる。
阿部には、ヤングマリーンズによる投手王国の最後のピースになって欲しいと願う。
話しは変わるが、今日はレデズマとホワイトセルが登録抹消に。
レデズマはともかく、ホワイトセルは意外だった。
これで、マリーンズの1軍登録メンバーに外国人がいなくなった。
純和製のチームってのも悪くないな~。