昨年、井口新監督が誕生した時の覚えているだろうか?
引退即監督就任に心配する向きもあったが俺は嬉しかった。
井口がこんな弱小マリーンズの監督なんて引き受けないだろうと思っていた。
そんな思いを翻しての井口新監督に誕生に大いに期待した。
結果はご存知の通り、59勝81敗3引き分けの5位。
2年連続の81敗超。球団初のパ・リーグ全チーム負け越し。
井口監督自身も、監督一年目として球団ワーストの最低勝率と
散々な目にあった1年だった。
前半戦は盗塁をどんどん仕掛け昨年までとは違う。思っていたが
走る選手が荻野と奨吾にほぼ限定だったから荻野離脱後は盗塁の作戦もめっきり減り、昨年までと同様のバントも増え井口野球がつまらなくなってからは崖を転がり落ちるようにズルズルと後退し9月以降は息をするように負け試合を繰り返した。
今季最終戦のあとに選手を集めて「グランドは戦場だ」云々の激を飛ばしたそうだが、その激も飛ばすのが遅すぎた感がある。
本ブログでも書いたが、負けることよりも選手の覇気のなさが一番見ていて腹立たしかった。それは自宅観戦でも現地観戦でも同じだ。長くロッテファンをやっていれば負けが嵩む事には慣れっこだが今年の終盤の覇気のない試合には怒りすら通り越した。
それを井口監督も感じていたわけなのに「あえて」全試合終わってから言ったのだろう?と疑問に感じたりもする。
そんな井口監督にネットを中心に厳しい批判も多く見られる。
結果が出なければ致し方ないことだろう。
俺自身も今季の井口野球には色々と思うところもあるが
それでも「よくやった」と思っている。
そもそもが戦力不足のところに持ってきて外人もボル神以外はほとんどハズレ。ペギーを使わないまま退団させたのはいただけないが、まだAクラスが狙える6月~7月に追加補強をしてくれればもう少しなんとかなりそうだったけどそれもなしだ。メンバー固定についても賛否あるだろうけど、固定メンバー以外に誰を使えというのか?要するに絶対的に選手の数も力も足りていない上に球団もまともに補強してくれないときてるところにもってきて選手がやる気がないんじゃそりゃ勝てない。落合でも野村でも星野でも勝てないと俺は思う。そうなると今年の井口のメンバー固定作戦は結果としてはよかったのではないかと思える。奨吾・井上・藤岡・大河などが今年の経験を来年以降に活かせると思うからだ。全員中途半端に使って来年も同じことを繰り返すよりいいんじゃないかと。まぁそれは来年以降の結果を見なければ何とも言えないが、今年1年で井口監督をどうこう言うのはやめようと思っている。井口にとっても今年は野球人生最大の屈辱を味わった1年だと思う。それを来季に活かして欲しい。